自然散策2021

 

 



眺望巡り/弓立山(ときがわ町):弓立山は、都幾川右岸に位置する標高427mの独立峰である。弓立山の山名は、『天慶8年(945年)に、武蔵国司・源経基が慈光寺の四囲境界を定めるため、龍神山で蟇目(ひきめ)の秘法を行った。経基が四方に放った矢は、北が小川町青山の「矢の口」、東が大字瀬戸の「矢崎」、南が越生の「矢崎山」、そして西が「矢所」に落ち、それ以降、この山は「弓立山」と呼ばれるようになった』との古代伝説に由来する。ふもとにある「日枝神社(創建1457年)」付近から車道が通じており、山頂直下の駐車場まで車で行って、10数分ほど歩けば、山頂に到着する。弓立山は、周囲の山より高い位置にあるため、視界が180度開けており、非常に見晴らしが良いスポットになっている。正面(東方面)にときがわ町、南方面に越生町、北方面に小川町を望むことが出来る。なお、山麓にある施設「いこいの里大附(そば道場)」で、美味しい食事を楽しむことが出来る。

弓立山山頂

日枝神社

いこいの里大附(そば道場)


眺望(北方面/小川方面)

眺望(正面/ときがわ町)

眺望(南方面/越生方面)



眺望巡り/見晴らしの丘公園(小川町):小川町にある仙元山の中腹に整備された公園。この公園は、町民からのアイデアを集め、それらを参考にする形で平成5年に「ふるさと創生事業」によって作られた。仙元山には、遊歩道が整備されており、麓にある「道の駅(埼玉伝統工芸会館)」の駐車場裏口から、歩いて登ることが出来る(約1.6㎞)。また、林道仙元山線を利用すれば、自家用車で直接入園することも出来る。園内には、県内最長のローラー滑り台(全長203m)、ミニアスレチック、東屋、展望台などが整備されている。展望台からは、小川町市街を一望出来る。また、晴れた日には、浅間山、秦名山、赤城山、妙義山、男体山、などを眺望できる。展望台の最上階に、山名と方角・位置を図示したパネルが掲示されているので、これらの山々を容易に特定することが出来る。展望広場と仙元山山頂(標高~300m)を結ぶ遊歩道も整備されており、徒歩で30分程度の距離であった。遊歩道の分岐点毎に、道標が建てられているので、方向を間違えることなく、山頂に至ることが出来た。途中に、休憩用の東屋が2つあった。ただし、遊歩道も山頂も雑木林で囲まれているので、眺望は遮られていた。

 

展望広場マップ

ローラー滑り台

展望台


眺望(西方面)

眺望(正面/北西方面)

眺望(北方面)


仙元山山頂

山頂付近の東屋

山頂付近の道標



眺望巡り/秩父高原牧場(東秩父村):秩父郡皆野町と東秩父村にまたがり、愛宕山から大霧山に至る稜線上に位置し、270mから766mの高さにある。面積は352haで、「東京ドーム」75個分、「埼玉スタジアム」67個分の広さがあるとのことである。昭和43年に、秩父高原牧場の前身である「二本木乳牛育成牧場準備事務所」が設置され、牧場の建設が農用地整備公団により開始。昭和48年に、「埼玉県秩父高原牧場」として開場し、業務を開始。秩父高原牧場の一部を整備し、県民に広く開放されたエリアとして「彩の国ふれあい牧場」を開場。自宅からは、国道254号線-小川町-県道11号線(小川秩父線)-橋場-県道361号線(三沢坂本線)を利用したが、ほぼ1時間のドライブ距離であった。ふれあい牧場は、東側に開けており、素晴らしい眺望を満喫出来た。晴れた日には、東京スカイツリーや新宿副都心などを見渡せるとのことである。


眺望巡り/物見山(東松山市)物見山は、比企丘陵の最高峰(標高135m)であり、大正11年に「名勝の地」として県の文化財指定を受けている。また、昭和29年には「県立比企丘陵自然環境」の一部に指定されている。山頂にある看板には、『東松山市の西南方にそびえる山々は、俗に九十九峰、四十八谷といわれ、起伏に富んだ名勝の地として名高い。その中心は、物見山を含めた岩殿山の一帯である。山頂からの見晴らしは、特に絶景といわれ、天候の良い時には、遠く、箱根、足柄、富士、秩父、信越、上野、下野、常陸の山々が一望のもとに眺められる。』と記載されている。ただし、現在では、周囲に生い茂る木々に遮られて、眺望できる範囲は極めて限定的である。元日の早朝には、「初日の出を拝む」ため大勢の参拝客が集まる。春には、ツツジ越しに、初夏には新緑越しに、東松山市内を望むことが出来る。

初日の出

早春の曙

新緑の季節



季節の花巡り/あじさいの道(東秩父村):「あじさいの道」は、東秩父村白石地区の山腹に沿った2km程の林道(Winding Road)であり、その両脇に多種多彩なあじさいが植えられている。6月中旬(6/15)の見頃に訪問した。自宅(東松山市)からは、県道254号線/11号線を利用して、1時間程度のドライブ距離にある。県道11号線沿いに建つ「長慶寺」が場所の目安になっており、道路の入口には案内版も建っているので、容易に見つけることが出来た。「あじさいの道」は、三十数年前に、同地区の林道沿いの数軒が自宅や周辺の道路沿いにアジサイを植えたのが始まりで、その後も少しずつ増やし、現在では、2,000本を超えているとのこと。また、所々に、見晴らしの良い絶景ポイントがある。山里の澄んだ空気を満喫しながら、コロナウイルスなどは気にせずに、Winding Roadを巡ることが出来た。ウグイスの鳴き声を観賞することも出来た。なお、「あじさいの道」は車での通行も可能であり、駐車場、観光公衆トイレも整備されている。


季節の花巡り/ぼたん(東松山市大谷):「ぼたん」は、市制二十周年(昭和49年)を祝して指定された「市の花」である。東松山ぼたん園は、平成に開園した日本有数のぼたん園である。約3万平方メートルのなだらかな丘陵に、約150種、6,500株のぼたんが植栽されている。ぼたん以外にも、ロウバイ、ツツジ、アジサイ、モミジ、カンザクラなど、花を楽しめる植物が植栽されている。また、園内の芝生広場には大型遊具や小さい子向けの遊具もある。ぼたんの見頃は4月中旬~5月上旬で、赤・白・ピンク・紫の花の他に、珍しい黄色の花を咲かせる種類もある。この期間には、箭弓稲荷神社の牡丹園とともに、「東松山ぼたんまつり」が開催されている。昨年度は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、ぼたん園全体が閉園され、入園すら出来なかった。今年度の「ぼたんまつり」は、縮小して実施されたと雖も、園内を自由に散策できたので、咲き誇るボタンを十分に観賞できた。

 


バラの小径/川島町:「平成の森公園」の東側にある「バラの小径」は、60種480本のバラがある全長340mのバラのトンネルである。平成18年には「日本一長いバラのトンネル」に認定されている。今年は、5/20(木)に訪問した。コロナ禍のため、トンネル内に入ることは禁止されており、外郭部分のみの観賞であったが、たくさんのバラが迎えてくれた。また、平日ではあったが、多数の人々が訪れており、散策、撮影、スケッチ、等々、それぞれに楽しんでいた。


季節の花巡り/川島町の桜:例年、3月下旬~4月上旬は、比企各地の「桜の名所」を訪問している。2019年は「東松山市内の桜スポット16ヶ所」、2020年は「嵐山町の都幾川桜堤」であった。今年は、川島町を選んだ。川島町においては、北西部の「梅ノ木桜堤」と南東部の「釘無桜堤」が2大名所である。両堤は、川島町のほぼ中央を南北方向に縦断する「さくら通り」で結ばれている。その他にも、町内には多くの桜スポットがある。「梅ノ木桜堤」~「さくら通り」~「釘無桜堤」は、「川島の桜を巡るサイクリング」のモデルコースでもある。自宅(東松山市)からは、県道254号線~落合橋北詰~県道339号線を利用して、最初に、「釘無桜堤」を訪問した。引き続き、「安藤橋」~「さくら通り」~「梅ノ木桜堤」と北上コースで、残り2カ所を訪問した。釘無桜堤:川島町環境センターの裏手にある、入間川の左岸土手沿いのサクラ並木である。3列に整然と植栽されており、全てのサクラが大きく立派なのが印象的である。並木の両端(西端と東端)付近には、それぞれ、東屋が設けられている。途中には、いくつかのベンチが設置されており、休息しながらサクラ観賞できるように設計されている。

 

さくら通り:安藤川の右岸土手沿いに南北方向に連なる桜並木である。駐車に利用した「川の広場」は、4月上旬~5月上旬に開催される「和舟体験会」のイヴェント会場になる。和船:川島町は川に囲まれた島というような地域であるため、洪水により破壊的な被害を受けてきた。洪水時の救助・運搬用に造られた水災予備船を和舟と呼んでおり、「平成の森公園」に保存展示されている。

梅ノ木桜堤:梅ノ木古凍貯水池付近に連なる桜堤である。この桜堤は、「川島こども動物自然公園自転車道」-「さいたま武蔵丘陵森林公園自転車道」の「サイクリングロード」の一部である。なお、梅ノ木古凍貯水池は、世界最大級のフロート式メガソーラー(水面を利用した太陽光発電)になっている。発電規模は7.5超メガワットであり、2015年に運転を開始している。


季節の花巡り/花桃の郷(東秩父村大内沢):「桃源郷」と称され、東秩父村北部、槻川支流大内沢川沿いの標高200mほど山間部にある。地域住民が景観形成のために、荒廃した農地を活用して始めた。現在では5,000本以上の花桃が植えられている。(東秩父村観光サイト。)「今年は開花状況が早い(例年は3月下旬~4月上旬)」との情報があったので、3月中旬(3/17)に訪問した。自宅(東松山市)からは、県道254号線-小川町-県道11号線-落合橋-県道294線を利用して、1時間程度で到着した。県道わきに木の柱の大きな看板、案内板があったので、「花桃の郷」エリアの入口は直ぐにわかった。「順路」に従って車道を進むと、駐車場に至る。駐車場を中心に、囲むように、「展望台」、「東屋」、「休憩所」が配置されている。いずれも小高い丘の上にあるので、徒歩で登る必要があった。展望台からの眺望:「花桃の郷」をパノラマ的に一望できる。「集落内に花桃を配置植栽し、景観を形成している」ことが理解できた。駐車場エリア:駐車場の後方に、展望台の麓に繫がる散策路があった。この散策路には(赤い)並木が植えられていた。休憩所からの眺望:「展望台」と「東屋」が一望できる場所にある。展望台からは相対する眺望であった。帰路の景観順路/帰路に従って車道を進むと、展望台の背面にあたる斜面に、満開の「花桃畑」があった。整然と植栽された見事な花桃畑であった。順路が巧みに構成されているので、郷全体を満喫して帰宅することが出来た。


季節の花巡り/ロウバイ(ときがわ町椚平):花の名所「くぬぎの七曲(ななまがり)」は、ときがわ町椚平の標高400mの山麓にある。近くには、山村体験施設「くぬぎむら体験交流館」があり、地域に伝わる郷土料理の体験、木工体験、などを楽しむことが出来る。ただし、訪問時は、新型コロナウイルス対策のため、臨時休館であった。「くぬぎの七曲」には、「越沢稲荷の大杉」などの貴重な巨木が多く残り、冬から夏にかけ、ロウバイ、花桃、ミツバツツジなどの7種の花、秋にはシュウカイドウなどが咲くとのこと。訪問時の2月上旬には、「ロウバイ」と「スイセン」が見頃であった。体験館に駐車し、山腹を徒歩で登っていくと、「スイセンの群生」と「スイセンロード」に出迎えられる。さらに進むと、見事な「ロウバイトンネル」が続き、「越沢稲荷の大杉」に至る。この大杉は、樹高25m、幹周6.2m、推定樹齢400年と云われている。「大杉までの道のりが7つに曲がっている」ことから「七曲」の名がつけられたとのこと。


季節の花巡り/梅の里(嵐山町勝田)「梅の里」は、二ノ宮山(滑川町)西側の丘陵地にあり、花見台工業団の北東区画に至る県道の沿道にある。かつての桑畑に、桑を伐根し、梅を植栽した比較的新しい観光名所である。良く手入れされており、綺麗な梅林である。殆どが「白梅」であるが、北西の一角には「紅梅」も植えられている。また、中間色(ピンク?)の梅が点在している。2月中旬に咲き始め、2月下旬にはほぼ満開になった。舗装された道路が梅林の中央を南北方向に走っており、快適に観梅・散策できるように配慮されている。自宅からは30分程のドライブ距離にあり、近所とも云えるような場所に、このような規模の梅林があったことに驚いている。


初日の出参拝/白鳥飛来の地(川島町):本年(2021年/令和3年)は、「白鳥飛来の地」として有名な越辺川(川島町八幡)で「初日の出」を迎えた。日の出時刻は6時50分頃で、寒波が到来していたため、手が凍える程の非常に寒い朝であった。川面から立ち上る朝霧の中を、数十羽の白鳥がゆるやかに佇み・泳いでいた。太陽が昇り明るくなると、稲の落穂や水中の藻などの餌を探しに一斉に飛び立つ。大勢のカメラマンが、飛び立つ瞬間を撮るため、厳寒に耐えてジッと待っていた。川島町は「関東富士見百景」に選ばれている富士見の名所でもある。初日の出を参拝した後に、南西の方向に振り向くと、薄い茜色に染まる富士山を眺望することができた。初日の出、白鳥の群れ、および、富士山を同時に観ることが出来た、非常にラッキーな元旦であった。


新春ぼたん展/東松山ぼたん園:開園初の「新春ぼたん展(1/9~1/24)」が開催された。三角形の雪帽子を被った新春ぼたんが、横一列に並んで、鮮やかに咲いていた。新春ぼたんとは、抑制栽培の技術を駆使して正月に開花させたものである。「特殊な管理により芽の動きを抑制し、秋に路地で春を体感させた後、温度調整をしながら、冬に備える作業に丸一年を費やし、厳寒に花を咲かせた」とのこと。ぼたん園内には、新春を彩った受付休憩所が特設されており、キッチンカーも出店していた。園内遊園地では、子供たちが、寒さに負けず動き回っていた。